物流業界の未来について、前回の記事ではドローンの活用や、共同配送の効率化が積極的に推進されていることをまとめましたが、本記事では、輸送技術の進化、及び倉庫業務の効率化についてまとめてみたいと思います。
・輸送技術の進化
主に食品の輸送に関する技術が近年特に進化しており、輸送時間が長くなっても鮮度が落ちない、最新の鮮度保持輸送技術が開発されつつあります。このように冷蔵・冷凍機能を保持した物流は低温物流(コールドチェーン)と呼ばれ、従来は非常に高いコストがかかっていたのですが、技術が進化するにつれてコストも下がり、私たちの身近にもよく見られるようになってきました。日本は周囲が海に囲まれる海産物豊かな国ですが、海産物輸送に特に威力を発揮するのがこれらの技術です。今までは手に入らなかった食材や、値段が高く購入するには難しかった食材が食卓に並ぶ日もそんなに遠くはないのかもしれません。
・倉庫業務の効率化
多くの一般の方からすると、物流というと”モノを運ぶ”ことをイメージされるかもしれませんが、”モノを運ぶ”ことと同様に”モノを保管する”ことも重要な業務となります。そんな”モノを保管する”場所が倉庫なのですが、最近は色々な機能やサービスが付加されつつあります。作業者がメガネ型ウェアラブル端末をつけることによって仕分け作業が簡略化されたり、人に代わってAIが搭載された無人搬送車によって保管棚が運搬されたり、と自動化・省略化が普及しつつあります。倉庫業務の中で特に人が携わる労働集約的な作業を荷役作業と言うのですが、機械化が進むにつれて日々効率化が進み、どんどん人の手がかからなくなりつつあるのですね。
さて、少し話が変わり、宣伝になってしまいますが、当社も貸し倉庫サービスを行っております。荷物を置く場所が足りないというお悩みをお抱えの方や、日々使うことのないものを別の場所に保管しておきたいというご希望をお持ちの方は是非お声がけいただければ、と思います。千葉県以外にも茨城県各所など様々な場所に倉庫の拠点を有しておりますので、ご要望に応じて10坪から1,000坪ほどの倉庫の手配が可能です。
次回の記事では当社の主要事業である海上コンテナ輸送における新しい技術についてまとめてみたいと思います。乞うご期待ください。