トラックの形も種々様々

先日のコラムでは、トラックの種類について、最大積載量という観点でまとめましたが、今回はトラックの形に注目してみたいと思います。多くの方はトラックの形そのものに注目されることはあまり無いかもしれませんが、よく注意して見てみると、実に様々な形をしたトラックが走っていることに気づかれるのではないでしょうか。

例えば、荷台が平状で上部が開放されている形状のトラックを「平ボデー車」、箱型の形状で後部のみ開放することのできるトラックを「箱車(ほろ車)」、同じく箱型ですが、鳥の翼のように側面からも開放できるトラックを「ウイング車」といいます。
これらの中でも、雨などが降っても貨物が濡れることがなく、荷役作業もしやすい「ウイング車」が最近は主流となりつつあります。
※車に詳しい方は、あの有名なスーパーカー、カウンタック(ランボルギーニ)のドアが開く様を想像していただくと分かりやすいかもしれません。

これらの他にも、箱車の中に冷蔵庫・冷凍庫を搭載した「冷凍車」や、小型クレーンを装備した「ユニック車」、荷台の最後部に荷役用の昇降機が付いている「パワーゲート車」など様々なトラックが存在していますが、これらは特殊な用途向けであり、見かけることは少ないのではないでしょうか。

実際に、一般社団法人)日本自動車工業会が発表しているデータ(2016年)では、運輸業を営んでいる事業所が保有しているトラックに関していえば、「ウイング車」がもっとも多く、次いで流通している「平ボデー車」の2倍以上流通している(走行している)ということなので、街中で実際に見かけるトラックの中では「ウイング車」が一番多いと思われます。

このように、トラックと一言で言っても様々な用途・目的別に様々な形をしたものが存在していますが、弊社ではお客様の様々なご要望に応じて軽貨物から2t、4t、10t、各トレーラーまで種々ご手配可能でございますので、特に物流改善をご検討のお客様はお気軽にご連絡頂けますと幸いです。