今日から使えるChatGPT

生成AIのサービスで有名なChatGPTが広く世に知られるようになってから、数年が経とうとしています。このコラムを読んでいただいている方の中には実際にChatGPTなどの生成AIをお使いの方もおられると思います。一方で、まだあまり使ったことがない方や、使い方がよくわからないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回のコラムでは、実際にChatG PTはこんな使い方ができる、という事例を具体的に挙げたいと思いますが、皆さんの業務でもどんな有効活用の仕方があるか考えていただくきっかけになれば幸いです。
(ChatGPT以外にもGeminiやPerplexityなど多くの生成AIがありますが、それらは別途機会があればご紹介したいと思います。)

また、今回は、当コラムのような、ホームページのコンテンツ作成というテーマに絞ってご紹介したいと思います。

①ホームページの記事作成

まず、ホームページでどんな記事を書けば良いのか分からない、テーマの選択に困る、そんなケースはないでしょうか。そのような場合は、ChatGPTに聞いてみましょう。

質問として実際に投げかけてみました。

「海上コンテナ陸上輸送を業務とする会社を経営しています。ホームページでコラムを作成していますが、どのようなテーマが良いでしょうか。テーマ例をあげてください。」

返ってきた答えがこちらです。

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・「海上コンテナ輸送の基本と流れ」:初心者にもわかるように、港から陸送までの流れを図解入りで説明
・「トレーラーとシャーシの違いと役割」:荷主や新人担当者向けの基礎知識コラム
・「コンテナドレージ手配時に気をつけたい5つのこと」:初心者向けチェックリスト
・「脱炭素社会に向けた物流の取り組み」:CO2削減に貢献する方法、エコドライブなど
・「災害時におけるコンテナ輸送の役割」:緊急時の物資輸送、社会インフラとしての使命
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今までのコラムで取り上げたテーマもあれば、そうでないテーマもありますが、他にも20個ほどテーマを挙げてくれています。

ChatGPTなどの生成AIはまだ正確性の観点で少し足りない部分もありますので、記事をまるっと作成させるのは不向きですが、このようなアイデアを考える際の足がかりには十分役割を果たしてくれると言えます。

②ホームページで掲載する画像の作成

ホームページ上にコンテンツを掲載する場合、文章だけですとどうしても見た目上読みにくくなってしまうケースがあります。

そのような場合は画像を掲載したいと思うのですが、少し前までは画像販売サイトで実際に画像を購入し、サイトに埋め込む、などの方法をとっていました。

しかし、最近ではChatGPTに画像生成機能もついているため、ChatGPTにお願いするケースが大半です。

実際に「海上コンテナのイラスト」を欲しいとお願いしてみました。

返ってきた画像がこちらです。

お願いする文章(いわゆるプロンプトと言います。)を色々変更してみることで、頭の中にあるイメージにより近づけていくことができるでしょう。

③詳細な前提知識の把握

さて、1の部分でChatGPTはまだ正確性の観点でまだまだ不足している部分がある、と述べました。

ただ、最近のアップデートでこの部分がかなり強化され、改善されているのも事実です。

最近リリースされた機能の中で、Deep Researchという機能があるのですが、こちらの機能を使えばかなり正確性を担保しつつ、情報をかなり深い部分まで網羅することが可能になっています。

例えば、「脱炭素社会に向けた物流の取り組みについて、海上コンテナ輸送をテーマに調査して」とお願いしてみました。

結果はこちら(一部)です。

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国際的な海上輸送は世界のCO2排出量の約2%を占め(2018年で約7億トン、ドイツ1国分に匹敵)​、脱炭素社会の実現に向けてこの分野の排出削減が重要視されています。気候変動対策への関心が高まる中、国際海事機関(IMO)は2050年までに海運からのGHG(温室効果ガス)実質排出ゼロという業界目標を掲げ​、世界の海運企業や物流企業も燃料転換やエネルギー効率化など様々な脱炭素化策に取り組み始めています。また、各国政府や国際機関は規制や補助金などを通じてこれらの取り組みを後押ししています。本稿では、海上コンテナ輸送における主なCO2排出削減の取り組みを、目的・効果・課題・展望と併せて整理します。さらに、政府や国際機関による政策支援や、IMOのGHG削減目標など業界全体の動きについても解説します。
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結果が出るまで10分ほど時間がかかりますが、かなり詳細に調べられており、かつ引用が明確化されているため、情報の精度も高い内容になっています。

今回はコラムの作成という狭いテーマの中でChatGPTについてご紹介しました。

実際のところはこの他にもかなり便利なツールであり、Excelでマクロを組んでもらう、や実際にWEBやアプリのコードを書いてもらう、といったこともできます。

普段の業務でChat GPTなどの生成AIを使う場合と使わない場合で業務工率に雲泥の差が出ますので、ぜひ皆さんの業務の中でも、どのような使い道があるのか検討いただけますと幸いです。